COLUMN

Antonio Panico アントニオ・パニコから名前を頂いた店

こんばんは、大橋です。

Anni Sessanta アンニ・セッサンタはふとしたきっかけから始まりました。

それは去年7月に、ナポリのSartoria Panico サルトリア・パニコを訪れたときです。私はマエストロのAntonio Panico アントニオ・パニコやその娘のパオラと話をしていました。

「君の店ではどんな服を扱っているんだ?」

Antonio Panico アントニオ・パニコは私に聞きました。私はSartoria Ciardi サルトリア・チャルディを扱っていると答えました。皆さんもご存知の通りAntonio Panico アントニオ・パニコはプロフェソーレ・ランバルディ静岡で取り扱っているSartoria Ciardi サルトリア・チャルディの亡くなったレナートと親友でした。

そしてエンツォ、ロベルトの兄弟が引き継いだ今なおアントニオとの友好関係は続いているのです。

Antonio Panico アントニオ・パニコは頷くと、それは良い、と独り言のように言いました。彼はこのように考えたのです。

私の店(プロフェソーレ・ランバルディ静岡)にはSartoria Ciardi サルトリア・チャルディの仕立てる服がある。それならば自分の服は必要ないだろう、と。

しかし私は心の中でずっと、Antonio Panico アントニオ・パニコの服を日本で再び紹介したいと考えていました。

そして素晴らしい出会いがあって、このAnni Sessanta アンニ・セッサンタが始まることになりました。

このお店のコンセプトはクラシックとビンテージにありました。それには、何十年でも着ていられる、そして着ていたくなるような正真正銘の仕立て服が必要でした。

私はまっさきにAntonio Panico アントニオ・パニコのところへと足を運びました。

「マエストロ、今こそあなたの仕立てる服が必要です」

そしてAntonio Panico アントニオ・パニコはそれを快諾してくれたのです。しかも、彼は他の店では許されていなかったことを私たちに許可してくれました。

それはバンチからではなく私たちの手持ちのビンテージ生地から選んで、MTMを仕立ててもらうことです。

生地のセレクト、テイスト。何度も会う内にアントニオは私を信頼してくれるようになり、私たちアンニ・セッサンタが決して仕立て栄えのしないような生地を持ち込まず、Antonio Panico アントニオ・パニコにふさわしい生地を持ち込むと信じてくれたのです。

当店では2018年10月上旬よりAntonio Panico アントニオ・パニコのMTMを受注開始する予定です。